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タイ市場調査で見るべき全体像

タイ市場調査で見えた雑貨・アロマ商品の可能性|現地視察で分かった日本向け商品化のヒント

タイで市場調査をする価値は、単に「安く仕入れられる商品を探すこと」ではありません。実際には、現地で売れている商品のデザイン、価格帯、パッケージ、売り場の見せ方を確認し、日本市場に置き換えたときに通用するかを判断することにあります。

今回、私はタイのパタヤとバンコクを回り、雑貨・アロマ系の商品を中心に市場を見てきました。現地で感じたのは、タイはローカル感が強すぎる商品だけでなく、日本人にも受け入れられやすいデザイン性の高い商品が見つかる市場だということです。特にアロマ雑貨や小型ギフト商材は、見せ方次第で日本でも十分参考になると感じました。

ただし、現地で「良さそう」と感じたものが、そのまま日本で売れるとは限りません。価格、薬機・表示、香りの好み、売り場との相性、再現性まで見ないと、商品化は失敗しやすくなります。

この記事では、タイ市場調査で何を見るべきか、実際に見つけた商材から何が学べるか、そして日本向けの商品企画にどう落とし込むかを整理して解説します。

タイ市場調査が雑貨・アロマ商品開発に向いている理由

タイ市場を見る価値は、デザイン性と生活雑貨の多様さにあります。タイ雑貨は、パッケージや生地感まで含めて参考になる商品が多く、単なる観光土産の視点だけではもったいない市場です。

また、タイは観光・個人消費・小売・ECが市場を支える重要な要素であり、現地で売れている商品を見ることで、東南アジアで受け入れられるデザインや価格感覚を把握しやすい特徴があります。

今回のタイ市場調査で見えた3つのポイント

1. デザイン性の高い雑貨は参考価値が高い

現地で見た商品の中でも、アロマサシェのように「素材感」と「見た目」がまとまった商材は、特に参考になります。

日本向けの商品開発では、香りそのものよりも先に、パッケージの第一印象、手に取りやすい価格帯、ギフト需要との相性、売り場での並び映えが重視されることが多いです。

<<私の現地メモ:実際に見たパッケージや素材感、日本の量販店で通用しそうだと感じた理由>>

2. 「タイらしさ」が強い商品ほど、そのまま輸入は難しい

タイの市場には、日本では珍しい商品が多くあります。たとえばヤードムのようなローカル定番商材は、現地では親しまれていても、日本では使用習慣や香りの好みが異なるため、そのまま販売しても広がりにくいことがあります。

そのため、珍しさだけで輸入を判断するのではなく、「日本向けにどう見せるか」「要素だけ企画に転用できないか」という視点が必要です。

3. 価格だけでなく、日本市場での再現性を見る必要がある

市場調査では、現地価格が安いかどうかだけを見ると失敗しやすくなります。見るべきなのは、日本で売るといくらになるか、輸送費や輸入コストを含めても利益が出るか、類似商品がすでに多くないか、継続供給が可能か、表示面で問題がないかです。

特に為替は価格設計に直結するため、見積り時点で必ず確認することが大切です。

タイ市場調査で必ず確認したいチェックポイント

売り場で確認すること

  • どの価格帯に商品が集中しているか
  • 同じカテゴリで何が一番目立つか
  • パッケージは高見えか、親しみやすさ重視か
  • 観光客向けか、現地生活者向けか
  • ギフト需要か、日常消費か

商品単体で確認すること

  • 素材感
  • 香りの強さ
  • サイズ感
  • 色味
  • 使用シーンの分かりやすさ
  • 日本語化しやすい仕様か

商品化判断で確認すること

  • 日本で類似商品がいくらで売られているか
  • 輸入後に利益が残るか
  • 表示・法規対応ができるか
  • OEMで再現できるか
  • 継続仕入れが可能か

<<私のチェック方法:普段の市場調査で何を優先して見ているか>>

パタヤ・バンコクを見るときの使い分け

パタヤでは観光客向けの見せ方やギフト雑貨、お土産化しやすい小型商材を見やすく、バンコクでは都市型の売り場づくりや幅広い価格帯、トレンド性のある商品を見やすい傾向があります。

両方を見ることで、「旅行者向けの売れ筋」と「都市部で通用する商品」の違いが見えやすくなります。

タイ市場調査を日本向け商品企画につなげる方法

  1. 気になった商品をカテゴリごとに整理する
  2. 良いと思った理由を言語化する
  3. 日本の売り場に置いた場合を想像する
  4. 類似商品と価格を比較する
  5. そのまま輸入するか、要素だけ参考にするかを決める
  6. OEM化できるかを確認する

たとえば、タイのアロマサシェを見て「生地感とデザインが良い」と感じたなら、そのまま輸入する以外にも、日本向けカラーへの変更、香り調整、サイズ変更、価格帯の再設計といった活かし方ができます。

<<今回市場調査した一例>>

現在のタイバーツのレートは、2026年3月で1バーツ=約4.8円ほど。

6年前は、約3.5円ぐらいだったのですが、かなり上がってますね。。

★貝の形をした陶器に、ジェル、貝、ラメ、アクセを入れた アロマジェル

 価格:250バーツ(約1200円) ※日本のアマゾンでも似た商品が1200円ほどで販売してるので、あまりタイだからって感じでもないです。

★アロマサシェ

 タイといえばやはりPKGのデザイン力。タイの商品は、結構デザイン力がありオシャレだと思っています。参考になるデザインが多い気がする。
 このアロマサシェも生地感、デザインがベストにマッチしてよい商品です。かなり参考になります。

 

 

★タイといえばヤードム!!

 嗅ぎ薬といえばいいのかな??? 主にメントールやユーカリが含まれ、眠気覚まし、気分転換、鼻詰まりの解消、乗り物酔い対策として、勉強中や仕事中の必需品として親しまれています。

 日本では店頭で販売されているの見たことないです。タイでは可愛いオシャレなヤードムが販売されているので、日本で販売すればかなり売れると思います。

タイ市場調査で失敗しやすいポイント

現地で良く見えても、日本で売れるとは限らない

現地の雰囲気込みで魅力的に見える商品は多いですが、日本の棚に置いた瞬間に埋もれることがあります。

価格だけで判断すると利益が残らない

商品単価が安く見えても、輸送費、通関費、検品費、在庫リスクまで含めると成立しないことがあります。

ローカル人気をそのまま日本需要と誤解する

現地で定番でも、日本では使用文化が浸透していない商材は売り方の工夫が必要です。

法規・表示の確認を後回しにする

香り商材、雑貨、肌に触れる商品などは、販売方法や表現によって注意点が変わります。最終判断は公的機関や専門家への確認が必要です。

タイ市場調査は「仕入れ探し」より「売れる要素探し」で使うべき

結論として、タイ市場調査は「安い商品を探す場」として見るより、「日本向け商品企画のヒントを探す場」として使うほうが成果につながりやすいです。

雑貨・アロマ・ライフスタイル商材を扱うなら、タイは十分に見る価値のある市場です。ただし、現地での印象だけで決めず、日本で売る前提で、価格・再現性・法規・売り場との相性まで確認することが大切です。

FAQ

タイ市場調査はバンコクだけでも十分ですか?

バンコクだけでも一定の情報は取れますが、観光地や地方寄りの売り場を見ると、デザインの出し方や価格の幅が見えやすくなります。

タイで見た商品をそのまま日本で売れますか?

商品によります。そのまま輸入できるケースもありますが、表示・安全性・売り方・価格設計の調整が必要なことが多いです。

タイ雑貨は日本で売れやすいですか?

デザイン性の高い商品は可能性がありますが、日本市場では売り場や価格帯との相性が重要です。

ヤードムのようなローカル商材は日本向きですか?

そのままでは難しい場合があります。使用文化や香りの好みが異なるため、売り方や見せ方の調整が必要です。

市場調査では価格以外に何を見るべきですか?

デザイン、素材感、売り場の見せ方、類似商品との違い、日本での再現性、継続供給の可否まで見たほうが実務向きです。

タイ市場調査はOEM開発にも役立ちますか?

役立ちます。売れている要素を抽出して日本向けに再設計する視点が持てるからです。

為替はどの程度意識すべきですか?

かなり重要です。仕入れ判断や価格設計に直結するため、見積り時点の為替確認は必須です。

タイ市場調査の内容をそのまま事業判断に使って大丈夫ですか?

この記事は一般的な情報提供です。実際の輸入・販売・表示・規制対応は、最新の公式情報や専門家の確認を前提に進めてください。

免責
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、法的・制度的な助言ではありません。輸入、表示、販売、広告表現、規制対応に関する最終判断は、最新の公的情報、行政機関、業界団体、専門家に確認してください。

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